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NEWSファンで手越担 ୨୧

加藤シゲアキソロ曲【星の王子さま】について

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なぜ、今頃。

…それはたしかにそう思います。

コンサートが終わって無気力な上に遠征続きでお金がないのでひき込もっている私が書きたい今回のテーマは加藤シゲアキくんのソロ曲です。

自担である手越祐也のソロ曲Encoreについてじゃないのかーいって感じだけど、どうしても書きたい加藤シゲアキソロの星の王子さま

 

テゴのソロはね、もちろん!もちろん!好きですよ。当たり前ですけど。

ちょっとだけテゴのソロ曲について触れます。【Encore】は最初歌詞を聴いた時には

「え??重くない?重いから捨てられたんじゃない?それなのに未練がましいよ…こんな男が元彼なんて恐いよ。ストーカー未遂じゃない?ん?ちょっと待って。違うか。これは彼女は亡くなった…??もしかしてこの世にはいないってやつ?もう二度と会えない彼女…急に悲しい。そう考えたら俄然切ない歌詞だ…。重いとか言って本当にごめん。」

っていう心境の変化で途中まで未練がましい男を想像して本当にすいませんでした…っていう感想でした。でもそう分かって聴くと切ない歌詞がテゴの歌声とマッチして素敵な一曲に仕上がっています。

コンサートの演出はテゴのアカペラの歌声が本当に美しいの一言につきます。

仙台公演のメインステージ前から4列目以外の公演は双眼鏡で見ながら聴くという自担への盲目っぷりを発揮していました。(前から4列目でも双眼鏡で本当は見たかったくらいですが友人の増田担にさすがに気持ち悪いと思われると諭されて断念した次第です。どーでもいい情報。)

テゴのソロ曲は美しい歌声ただ一つでその曲の全てを表現していました。テゴの歌声はそれだけでそこにいる人を引き込んで圧倒できる素晴らしい武器だと思っています。

 

まさかの愛する自担を前置きにして語りたいシゲのソロ曲。【星の王子さま

初めてタイトルを見た時に、これって私の知っているあの星の王子さまサン=テグジュペリ星の王子さま?と思い曲を聴く前から非常に興味深かったです。

私が興味を持った理由はもちろん、星の王子さまが大好きだからです。星の王子さまは私の中で私の人生に影響を与えた大事な一冊であることは間違いないんですよ。

本を読むきっかけを書くと、私のサン=テグジュペリ星の王子さまとの出会いは小学校5年生の時です。

私の初めて読んだ小説が星の王子さまで本が好きになるきっかけを与えてくれました。

私の母校の小学校は過疎化の影響で現在は合併してしまい、今はもうありません。私が小学校5年生の時にも1クラスしかないし、人数も20人ほどでした。

そんな人数だったので小学校5年生の時の担任の先生がクラスの生徒一人一人のイメージに合った読んでほしい一冊を誕生日にプレゼントしてくれたのです。

今は恩師であるその担任の先生に私が誕生日に頂いた本こそが星の王子さまでした。

だからこそ思い出深い一冊であり、大好きな一冊なのです。先生が私をイメージして贈ってくれた本が星の王子さまというところもうれしく思っています。

何回も読んでいるくらい大切な一冊の私にとって大切な星の王子さまが今回のシゲのソロ曲に繋がるのもなんだかうれしいのです。

 

そんな私の過去の話はさておきサン=テグジュペリ星の王子さまとはいったいどのような話かというと、
【簡単なあらすじ】
パイロットである主人公の「ぼく」は、ある日小さな星の「王子」と出会う。

「王子」は「ぼく」に、色んな星の話をしてくれて、ある目的があって、地球に来たことが分かる。

物語の最後、「ぼく」と「王子」は一つだけ約束をして、別れの時を迎える。』

引用したものですが本当に簡単なあらすじはたしかにこの通りです。

シゲの星の王子さまは【飛行士の願い】【砂漠の夢また会う日まで】などの歌詞からパイロットの「ぼく」が「王子」に思いを馳せていいることが分かります。

たぶんシゲ担の皆さまはサン=テグジュペリ星の王子さまを読んでいるのでこの辺はもう説明不要でしょうね…。

シゲのソロ曲の星の王子さまを理解するにはサン=テグジュペリ星の王子さまを読むのが一番早いことは間違いないです。

サン=テグジュペリ星の王子さまには王子が紡ぐ言葉の名言がたくさん出てきます。その一つ一つがストーリーに欠かせない言葉になり、それが直接的ではないにしろシゲの星の王子さまの歌詞のさまざまな部分に散りばめられています。

サン=テグジュペリ星の王子さまの内容をシゲの感性で曲にしているので、やはり本の内容を知らなことにはこの曲の本当の美しさや素晴らしさを知ることはできないような気がします。

シゲのソロ曲の星の王子さまの中に英語の部分がありますよね。

こちらもサン=テグジュペリ星の王子さまの一節で私も好きな部分です。

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. 【And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.】

ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。その一つの星のなかで笑うんだ。【だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう。】

【】内は歌詞にはありませんがここ含めて好きなので載せます。

これはサン=テグジュペリ星の王子さまで重要な部分での王子のセリフになります。

この部分を歌詞に入れた理由は本を読んでいる人はわかるはず。そして前後の歌詞の関連もストーリーのようになっています。

だからシゲ担さんは読んでるんでしょうけど他担さんも読みましょう…とか言ってみる。

 

だって、やっぱりサン=テグジュペリ星の王子さまを知らないとコンサートの演出も理解できないんですよ。

あんなに素敵な世界観なのにもったいない!!!!って声を大きくして言いたい。

私の相方の増田担なんかは自担に似て本を読まないのでシゲのソロをコンサートで見ても「なんなのあのかぶり物??」となってしまうんです。シゲの語りも「え?なんなのこのセリフ?」みたいな感じね。

おいおいおい、これがわからないなんて損してるよ!!シゲのソロの素晴らしさの1%も分かってない!!って言って増田担の友人に星の王子さまのストーリーを切々と語る北海道公演初日の夜。そこ分かった上で明日聴いてって言って迎える2日目でした。 

しかし、シゲのソロ曲は毎回演出が凝っていて好きです。

2012年のNEWS LIVE TOUR 美しい恋にするよのヴァンパイアかく語りきは好きすぎて登場の時に「○○ちゃんの好きな曲がくるよ!」って言われるほどでした。

ヴァンパイアかく語りきもストーリーが形成されていて音楽も歌詞も演出も全て好きだったんですよね。

そして今回の星の王子さま

コンサートでは最初、本を読む形でのシゲの語りから始まります。シゲはストーリーテラーの役割を担っていると思われますね。

【たくさんのを旅した王子さまは花畑を見て少し寂しくなりました。故郷の星に咲いた小さなバラに「さようなら」と言った時のことを思い出したからです 。お友達のキツネは言いました 。「本当に大切なことは目で見ただけじゃわからないんだよ」「大切なことは目で見ただけじゃわからない…」 王子さまは小さな声でそうくり返しました。】

これもサン=テグジュペリ星の王子さまの一節です。

この語りが入ることで歌詞がより鮮明になりますね。星、バラ、キツネのこの3つの言葉が星の王子さまでは重要な部分になります。

だからこそこの3つのかぶり物をしたジャニーズjr.が出てくるわけなのですよね。

これを見た時、星の王子さまの世界観すごい!と感激しました。

そしてシゲが息を吹きかけると星のように輝くペンライト。

歌詞の中にある英語の部分が頭をよぎります。

「ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。その一つの星のなかで笑うんだ。」

この部分が再現されたんじゃないかと思っています。ペンライトが一瞬で点灯する瞬間は本当に美しく輝く星のようでした。

この中の一つに王子はいるんじゃないかと想像してしまいましたね。

そして曲の最後にもシゲの語り…

【王子さまは最後に目を閉じてこう言いました 「愛することはね、見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見ることなんだよ。」 君ならわかるだろう?】

そしてメインモニターに表示される【サン=テクジュベリに捧ぐ by加藤シゲアキ】ここまでの演出本当に素晴らしいの一言に尽きます。

サン=テグジュペリ星の王子さまの世界観を崩さずに加藤シゲアキの考える星の王子さまが完成している!!!!と思わず拍手しました。

シゲのこういう演出力は本当に素晴らしいですよね。そしてどんどん磨きがかかっていると思っています。

上から目線に聞こえそうだけどテゴ担ながらあっぱれです。

テゴ担のくせに…って言われそうで書いてはやめて、また書いてを繰り返してコンサートが終了してから形になりました。

シゲ担の目線とはきっと違う星の王子さまの感想…。これが私の見て感じたシゲの星の王子さまの風景です。

いつでもシゲのソロ曲は好きです。

これからもシゲの作詞、作曲のソロ曲そしてコンサートでの演出も楽しみにしています。

 

そしてもしこれから星の王子さまを読む方がいらっしゃったら、岩波書店の方をおすすめしたいです。写真は新潮文庫なのですが訳が少し違うので…。

本当は岩波書店の本を載せたかったのですが小学校5年生からという長い年月で年季が入っていてとても載せられませんでした。

たしかシゲも岩波書店のほうだったはず。

 

最後に私が好きなサン=テグジュペリ星の王子さまの言葉。

おとなは、だれも、はじめは子供だった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。

All grown-ups were once children… but only few of them remember it.

小学校5年生の私は星の王子さまの言葉は心に響きませんでした。でも今は痛いほどに分かる。それは小学校5年生の私が純真で、今の私がやっぱり大人になったからかなと思っています。

シゲのソロ曲から改めて星の王子さまを読んで、大切なことは目で見ただけじゃわからない…その他の言葉の意味も考えることができたように思います。

真面目に書いたけど結果、星の王子さまは最高なのです!!! !…ということが伝われば幸いです。